Ikebana
古流東洋会の生け花

日本の自然には、華やかに咲く花だけでなく、伸びやかな枝の線、風に揺れる葉、そして何もない空間にさえ美しさがあります。
古流東洋会 水墨花点前では、花を多く重ねて飾るのではなく、草木一つひとつの姿を見つめ、その個性を生かすことを大切にしています。
水墨画が限られた墨の濃淡と余白によって、山河や草木、さらには空気や奥行きまで表現するように、花や枝の「線」と「間」、そして「空間」によって美しさを表現します。
一本の枝が描く線、一輪の花が持つ存在感。
そこに生まれる余白もまた、作品を構成する大切な要素です。
そして水墨花点前では、完成した花の姿だけではなく、花をいける所作そのものにも美を求めます。花と向き合い、枝を選び、鋏を入れ、器にいける。
一つひとつの所作を整え、花が完成するまでの時間そのものを「点前」として表現します。
華美に飾るのではなく、削ぎ落とすことで際立つ美しさ。
草木の個性を尊重し、線と余白を生かしながら、自然の生命を表現する。
それが、古流東洋会 水墨花点前の生け花です。
FEATURES
古流東洋会 水墨花点前の4つのスタイル古流東洋会 水墨花点前の4つのスタイル

盛花(もりばな)
水盤などの口の広い花器に、剣山を用いていけるスタイルです。草木の線や広がりを生かしながら、自然の景色を一つの器の中に表現します。いけばなの基本を学ぶうえでも大切な様式です。

投入(なげいれ)
花瓶や壺などの深さのある花器に、剣山を使わずに花をいけるスタイルです。枝や花が本来持つ姿を生かし、伸びやかで自然な構成をつくります。花留めの技術も大きな特徴です。

生花(せいか)
江戸時代に、床の間を飾る花として成立した伝統的ないけばなの様式です。定められた花型を守りながら、草木の姿や美しさを格調高く表現します。先人から受け継がれてきた花型と技法を大切に守り、この古典の花を現代へと継承しています。

水墨花(すいぼくか)
古流東洋会 水墨花点前を象徴するスタイルです。色紙に描いた一幅の墨絵のような花をイメージし、草木の「線」「間」「余白」を大切にした小品を基本とします。侘びの美意識を根底に、華美に飾るのではなく、限られた花材から一枝一花の美しさを引き出し、簡素な中に言い知れぬ気品と風雅を秘めた花を表現します。
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水墨花点前

水墨花を活けあげていく過程に、茶道のような優雅な所作と和歌(主に初代家元作品、万葉集など)の朗詠を組み合わせたものが「水墨花点前」です。
その日本的な美しさ、優雅さは、国際的にも高い評価を受けており、世界各地でいけ花デモンストレーションとして水墨花点前をご披露しています。
iEMOTO | Rijo Miyamoto
家元 | 宮本理城

東京都出身。二歳より古流東洋会の創流者である祖母の服部理春、二世家元である母、宮本理峰から華道の手ほどきをうける。大学時代から流展に参加。いけばなインターナショナル世界大会、日本いけばな芸術展に出展。
- 2009年
-
副家元に就任
- 2025年
-
三世家元を襲名。
国内外での指導やパフォーマンスを通じて生け花の魅力を広めるとともに、YouTubeでも精力的に発信中。その洗練された技術と独自の感性が多くの支持を集めています。
- 日本いけばな芸術協会 特別会員
- いけばなインターナショナル 会員
- 世田谷区花道茶道協会 常任理事
主なメディア出演・協力実績
- 2026年
- 2022年
- 2020年
家元の発信をフォローする
作品や日々の稽古の様子、パフォーマンス動画をYouTube・Instagramで発信しています。
宮本理城@rijo_miyamoto
RIJO 生け花チャンネル

創流者 服部 理春
幼少より華道・茶道などの伝統文化を学ぶ。
- 1960年
-
古流東洋会を創流。
- 1970年
-
「水墨花点前」を創案・発表。
- 2003年
-
逝去。

水墨花
「色彩に描いた水墨画」
そんな想いをいける花
また、この花と共に行う
水墨花点前は雅な
心の通う楽しいものです。
理春

二世家元 宮本理峰
幼少より、創流者である服部理春のもとで華道を始める。同じ頃より、日本舞踊、茶道、箏曲、長唄三味線など日本の伝統文化を学ぶ。
以降、世界各地で生け花を通して文化交流を行い、海外にも活動を広げている。
- 1991年
-
写真集「水墨花」出版。
- 1996年
-
二世家元を襲名。
- 2024年
-
逝去。


