【韓国】国際交流展に参加して
まずは何よりも、家元が長年地道に築きあげた友好と人脈と人徳に感激と共に、感謝申し上げます。
本当に沢山の学びと貴重な体験をさせて頂きました。着物スタイリストとして、和の文化を海外の方にも広めたい、と漠然とした目標はあったものの実際に自分が出来る事は本当に少なく、どうするべきなのかと日々考えていました。
その時に、副家元宮本理城先生と知り合い、古流東洋会のお花と出会いました。その後、韓国遠征のお話を頂き、即決で参加させて頂く事にしました。
お花のお稽古自体はまだ半年も習っていないので、右も左も分からず、海外遠征に同行したとしても何をしていいのか、何が出来るのか・・・と言うのが正直なところでした。
まずは自分に出来る事をと思い、韓国に共に同行した副家元のお弟子さんの女子高生二人の振袖着付けをさせて頂きました。まだ二十歳にも満たない子が一生懸命早起きして、ヘアメイクは自分達で事前に練習してきていて・・・慣れない着物も頑張って着てくれました。二人ともとても可愛らしかったです。お花歴で言うと私より大先輩なのですが。。笑
私のお花は「投入-斜体型」で普段のお稽古ではやった事がない形でした。今ある花器・花材をどう使うか考えて、先生に色々直して頂きながら、時間をかけてようやく完成。日の光を浴びたダリアが絶妙に赤紫がかっていて、とても美しく仕上がったと思います。作品名はダリアの花言葉の一つ、「栄華」と名付けました。
家元・副家元の寛大な心と人徳は本当に素晴らしく、誰に対しても笑顔で平等に接して下さるので、安心して楽しくのびのびとこの韓国遠征を無事終える事ができました。海外でお花を生ける事。海外で着物を着る事。日本の伝統文化を海外に発信する事。あらためて、自分の目標が明確になりました。今後も更に精進して参ります。
今回この国際交流展に参加するにあたりご協力頂いた皆様、ご一緒させて頂いた皆様・ご家族の方々、家元・副家元にこの場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
三村 藍子