Miyabi no Ichie 2023
- Moving on to the next stage -
家元メッセージ
古流東洋会 水墨花点前
二世家元 宮本 理峰
Moving on to the Next Stage!
今回の流展のテーマです。
私の母、服部理春により古流東洋会は1950年に創流致しました。当時日本は高度成長期にあり、華道界も最盛期でありました。作品は大きい程好まれ、珍しい草花程人の目を引くような時代でした。
一方で、一枝、一輪の花を愛してやまなかった母は「小品の中にも宇宙がある」と水墨花という新たな花景を創案し、そこに生ける者の心得としての、水墨花点前を創案しました。
60余年経った現在、思いもよらず混迷の世界を生きる私たちは「自然と人」との共栄を目的としなければなりません。また、「自然を愛する人は 人を清らかに愛せる 平和を大切にする」との言葉があります。かけがえのない自然と自身とを大切にしながら、未来へと歩みを進めて参りましょう。
Moving on to the Next Stage! 新たな舞台への飛翔です!
日 時
令和5年
11月11日(土) 13:00~17:30
11月12日(日) 11:00~17:00
家元 宮本理峰の水墨花、副家元 宮本理城のLIVE生け花作品をはじめ、門弟50余名の花々がご覧いただけます。
会 場
代官山 FACE
住所: 東京都渋⾕区猿楽町28-13 ROOB1-B2F
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交通アクセス
東急東横線「代官⼭」駅徒歩3分
※旧⼭⼿通り側よりお⼊りください
入 場 料
前売:1,000円
当日:1,200円
(中高生500円/小学生以下無料)
デジタル前売券の購入はこちらから
ステージスケジュール
11月11日(土)
13:30
副家元 宮本 理城
講談師 田辺 凌天
生け花×講談
LIVE パフォーマンス
14:00
特別演奏
長唄三味線・囃子による演奏
杵屋 葵、望月太左愛衛
杵屋五十助
14:30
水墨花点前 披露
[ 三景点前 ]
米山 理閑 穂高 理咲
和田 理代 賀陽 理華
[ 和敬点前 ]
宮本 理峰 伊藤 理涼
15:30
特別演奏
長唄三味線・囃子による演奏
杵屋 葵、望月太左愛衛
杵屋五十助
16:00
水墨花点前 披露
[ 三景点前 ]
和田 理代 中尾 理奈
渡辺 理美 宮本 理光
[ 和敬点前 ]
宮本 理城 米山 理閑
[ 鋏袱紗点前 ]
宮本 理峰 穂高 理咲
11月12日(日)
12:00
特別演奏
ヴァイオリンと
チェロの二重奏
田口桜子、倉上 樹
13:00
水墨花点前 披露
[ 和敬点前 ]
井上 理端 新田 理青
[ 三景点前 ]
宮本 理峰 塩手 理眞
井上 理風 土橋 由子
14:00
副家元 宮本 理城
講談師 一龍齋貞奈
生け花×講談
LIVE パフォーマンス
15:00
特別演奏
ヴァイオリンと
チェロの二重奏
田口桜子、倉上 樹
16:00
水墨花点前 披露
[ 三景点前 ]
新田 理青 和田 理俊
吉田 理琴 土橋 由子
[ 和敬点前 ]
大橋 理梗 塩手 理眞
[ 鋏袱紗点前 ]
宮本 理峰 宮本 理城
講談師 プロフィール
講 談 師
田辺 凌天
講談協会所属二ツ目。北海道札幌市出身。
日本大学芸術学部大学院芸術学研究科、卒業。
社会人の時に行った演芸会で講談と出会い、入門を決意。
2015年8月、田辺凌鶴に入門。
2015年11月、前座となり凌天。
2021年4月、二ツ目に昇進。
現在、講談協会の定席やさまざまな会で日々精進中。らくごカフェやスカイルーム太陽にて定期的に勉強会を開催。
テレビ東京系列「TVチャンピオン」いちご王選手権 優勝。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門 審査員特別賞受賞。
講 談 師
一龍齋 貞奈
落語よりも歴史が古いとされる日本の伝統話芸のひとつ「講談」。修羅場調といわれる独特のリズムで物語を時に勇ましく、時に優雅に語る。
幼少期からアナウンサーを志すも断念し、広告業界へ就職。 しかし「喋る仕事をしたい」との思いから、脱サラしてナレーターへ転職。 ナレーション技術を磨く一環で講談に出会い、2015年6月に一龍齋貞心へ入門。 長年の前座修行を経て2022年4月に二ツ目に昇進、講談協会 二ツ目。 SDGsな講談を目指して、海とお茶をテーマに新作講談を創作。またオペラ・ジャズ・生け花等他ジャンルとコラボレーションし新たな講談の世界を構築中。
特別演奏 11月11日(土)
長唄三味線
杵屋 葵
平成十四年六代目杵屋勝四郎の長女として生まれる。
三歳の頃より長唄を東音本多貞子師に師事。三歳で初舞台を披露。幼少の頃より父に三味線の手ほどきを受け、十六歳より杵屋三澄那師に師事。令和三年東京藝術大学音楽学部邦楽科に入学。
令和四年八代目杵屋勝三郎家元より杵屋葵の名前を許される。現在東京藝術大学三年次在学中。一般社団法人長唄協会会員。
囃子方
望月 太左愛衛
囃子方。七歳より十二代目望月流家元 望月太左衛門師に師事。
東京都立白鷗高等学校附属中学校に特別枠で入学し、師匠である家元より望月太左愛衛(たさあい)の名を許され、師範名取となる。東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子専攻に入学し、在学時に常英賞、三菱地所賞を受賞。青山音楽財団2021年度奨学生。現在、同大学院音楽研究科邦楽専攻修士課程に在学中。
長唄三味線
杵屋 五十助
岩手県奥州市出身。二歳半より祖母水木歌淳に日本舞踊の手ほどきを受け、水木流東京水木会に入門。水木一弥の名を許される。
長唄三味線を幼少の頃より杵屋三㐂巳に手ほどきを受けその後東音小島直文、杵屋五助の各氏に師事。令和五年に四世杵屋五三郎に杵屋五十助の名を許される。
現在は東京藝術大学音楽部邦楽科に在学中。一般社団法人長唄協会会員。
特別演奏 11月12日(日)
ヴァイオリン
田口桜子 (たぐちさくらこ)
4歳よりヴァイオリンを始める。
第22回日本演奏家コンクールヴァイオリン部門第3位および神戸市教育委員会賞、第32回ブルクハルト国際音楽コンクール第2位、第2回芦屋音楽コンクール アンサンブル部門第2位およびClassica芦屋賞、ホテル竹園芦屋賞を受賞。
東京藝術大学早期教育プロジェクトマスタークラス in 北九州、金沢受講。現在、漆原朝子、山崎貴子の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学2年次在学中。
チェロ
倉上 樹 (くらかみいつき)
4歳よりピアノ、10歳よりチェロを始める。
オーディション合格者による「藝大定期室内楽第49回」に出演。千住明氏のレコーディング等多数参加。
これまでにチェロを田澤俊一、寺井創、中木健二、山澤慧、渡邉辰紀、バロックチェロを鈴木秀美、室内楽を河野文昭、柳瀬省太の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学2年次在学中。